旧フィアットアバルト595のバッテリー交換

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前回の記事「ハイオクとエンジンがかからない故障」で、旧フィアットアバルト595のバッテリーが上がった記事を書きました。

バッテリーが劣化しているので、旧フィアットアバルト595のバッテリーを交換することにしました。

まず、適合するバッテリーを調べなければなりません。

また、どうせならメンテナンスフリーのバッテリーがいいです。

ということで、バッテリーの種類について調べました。

まず、バッテリーの端子はLタイプです(旧チンクはRタイプの模様)。

サイズは「B24」または「B19」のようです。

「B24」の場合、長さは240mm。幅と高さは、幅129mm、高さ203mmです。

「B19」では長さ190mmなのでやや小型になります。容量は大きい方がいいので、今回は「B24」を選択します。

あとはバッテリーランクです。数値が高いほど性能がいいようです。

ということで、80B24L、または75B24Lで探してみることに。

最初の候補はパナソニックの「Blue Battery カオス」。

アマゾンで定価\14,980-です。

もうひとつの候補が「EMPEROR」です。

あまり聞いたことがないブランドですが「MADE IN KOREA」です。

魅力なのは価格。

パナソニックより格段に安い、\8,740-です。

アマゾンの評価数は少ないものの、評価は悪くありません。

ということで、「EMPEROR 75B24L」をアマゾンで購入することにしました。

20220910_2.jpg

バッテリー到着後、早速交換作業開始。

バッテリー交換

簡単に取り換えれるだろうと思ったら、えらく大変でした。。。(笑)

備忘録として手順を残しておきます。画像がなくて申し訳ありません。

まず、古いバッテリーを外す手順です。

①スペアタイヤを外す
②バッテリーを留めているステーを外す
③マイナス側のキルスイッチを外す
④プラス側の端子を外す
⑤バッテリーを持ち上げて外す

次に、新しいバッテリーの取り付け順です。

①ステーを引っ掛けておき、ガムテープで脇に留める
②バッテリーを入れる
③ステーを片方ずつ留める(まだきつく締めない)
④プラス端子側をつける
⑤マイナス端子側(キルスイッチ)をつける
⑥キルスイッチを回して電流を流す
⑦エンジンをかける
⑧OKなら③のステーを本締めする
⑨スペアタイヤをいれる

最初、スペアタイヤを外さずに作業を行っていたので。バッテリーの脱着や、ステーのボルトがスペアタイヤの下に落ちてしまったりと、大変でした。

ということで、スペアタイヤは外してから交換した方がいいです。

写真は交換後のものです。右側にあるスペアタイヤは外した状態です。

バッテリー交換後の状態

さきほども書きましたが、バッテリー周りのスペースがほとんどないので、脱着は結構大変です。

ハイオクとエンジンがかからない故障

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購入して2ヶ月ほど経ちました。

旧フィアットアバルト595で、いつも使っている近所のガソリンスタンドに行きました。

20210907.jpg

ガソリンはこまめに給油するようにしています。

理由は、ガソリン警告灯があてにならないからです。

現代車ではガソリンの残量を示すメーターがあると思います。

旧チンクにはメーターはなく、ガソリンが減ったときに点灯する警告灯があるだけです。

ただ、

「警告灯はあてになりません」

と販売店の営業の方が言っていたので、空にならないよう、ある程度走らせたタイミングで給油するようにしています。

さて、旧フィアットアバルト595にはハイオクガソリンを入れなければなりません。

故障の話の前にもうひとつ、外車にハイオクガソリンを入れなければいけない理由について説明します。

理由は、ガソリンの「オクタン価」の違いです。

「オクタン価」とは、ガソリンの自然着火のしにくさを示す数値です。

オクタン価が高いほど、自然着火しにくくなります。

自然着火しにくくなることで、エンジン内で正しい爆発現象が起きるようになります。

自然着火とは、混合気がプラグで点火し、爆発する前に、勝手に火がついて爆発してしまうことです。

そうなると、ピストンが上がりきらないうちにピストンを押し下げる、つまりエンジンを逆回転させる力が働きます。

このため、エンジンがカン!と音を立てたり、振動したりと、いわゆるノッキングが発生します。

国内のレギュラーガソリンはオクタン価は89以上で、ハイオクガソリンはオクタン価96以上です。

これはJIS規格で決められたものです。

ただ、オクタン価の基準は国によって基準が異なります。

国内のレギュラーガソリンでは、外国のオクタン価基準を満たさないのです。

そういうわけで、外国のオクタン価基準を満たすにはハイオクを使用する必要があるわけです。

ようやく故障の話の始まりです。

さて、ガソリンを満タンにいれて帰ろうとしたところ、エンジンがかからなくなりました。

スターターレバーを引いても、セルスターターがまったく回りません。

ランプ類はついているので電流は流れているようです。

ということで、JAFに事情を連絡。

それから数十分待ほど待って、JAFの車が到着しました。

調べてもらったところ、原因はバッテリー上がりでした。

<修理中のJAFロードサービス隊員>
JAF

電圧を調べてもらったところ、十分な電圧が出ていないようです。

アイドリングで13V以上でないといけないようですが、出てないとのこと。

<バッテリーが上がったときの写真>
JAF

そういえば、乗り始めてからスターターの速度が徐々に遅くなってきている気がしていました。

遅くなったのはバッテリーが弱ったためだったようです。

その日、道路を走っているとき、信号からの発車で、一度エンストしてしまいました。

そのときは、スターターもゆっくりでしたが回ってエンジンがかかったので、

「そのときにこの事象が発生しなくてよかったー」

と思いました。

また、今装着されているバッテリーは平成29年式なので、購入して5年ほど経ったものみたいです。

ということで、バッテリーをつないでもらってエンジンがかかったので、そのまま気をつけて帰宅しました。

旧車に乗っている方はご存知だと思いますが、バッテリーには「キルスイッチ」あるいは「カットターミナル」というものがついています。

20210907_2.jpg

これをバッテリーの片側につけておいて、スイッチを回すことで電流が流れないようになります。

購入したときに「バッテリーは毎回切ってください」と言われたので、上記のスイッチで無駄な電流が流れないようにしていたのですが、それでもダメだったようです。

これはバッテリーがかなり劣化している可能性がありますね。