「コアチャージ」について説明します。
1.はじめに
先日、私が乗っているフィアットアバルト595のセルモーターの回転が遅い記事を書きました。
セルモーターを修理してもらい、車を受け取りに行ったとき、整備士さんから、
「コアチャージなので交換前の部品はいらないよね?」
みたいなことを言われました。
そのとき「コアチャージ」の意味が分からなかったので、あとで調べてみました。
2.「コアチャージ」とは
「コアチャージ」とは、部品供給元(メーカーなど)が交換用の製品(またはリビルト品)を供給して、交換前の部品(=故障した部品)を受け取るまでの「預り金」のことのようです。
「コアチャージ」は、下記の流れになります。
①メーカーから交換用の部品を購入(この時にコアチャージとして一定の預り金を払う)
②部品を交換
③メーカーに故障した部品を送付
④メーカーからコアチャージが返金される
これにより、不具合のあったセルモーターはメーカー側で整備してリビルト品として、また別のオーナーに供給されることとなります。
整備工場もゴミとしてセルモーター処分する必要がなくなります。
このシステムは昔からのものと思われますが、まさに現在のSDGsにマッチした仕組みではないでしょうか。
旧フィアットアバルト595のスターター(セルモーター)を交換しました。
旧チンクエチェントのエンジンスタートは、ちょっと変わっています。
現代車は、イグニッションキーを回して、エンジンスタートさせると思います(キーレスタイプであればスタートボタンで始動)。
旧チンクエチェントはスターターレバーが、シフトノブの後方右側にあります。

ちなみに、シフトノブの後方左側がチョークレバーです。
最初にエンジンをかけるときは、チョークレバーを一杯に引いて、スターターレバーを引きます。
これでエンジンが始動します。が、乗り始めのときは、アクセルを空ブカシして燃料を送り込んでからエンジンを何回か始動させています。
エンジンをかけるときにセルモーターを回すのですが、異様に遅いです。
おそらく2秒に3回くらいしか回ってません。
以前、故障したとき、セルモーターが回らなくなりました。
その後、バッテリーを新品に交換したとき、セルモーターの回転が戻ることを期待していたのですが、実はセルモーターの回転はあまり早くならなかったのです。
まあこんなもんかと思って乗っていたのですが、最近路上でエンストをしてしまい、エンジンを再スタートさせるとき、遅いセルモーターでスムーズにエンジンがかからないことがありました。
路上で不安材料を抱えたまま走りたくないので、思い切って修理してもらうとにしました。
修理をお願いしたのは、いつものVWショップです。
10日ほどで修理完了です。

修理後のスターターは絶好調です。
モーターの回転速度も、1秒間に4回ほど回るようになりました。
修理のついでに、オイル交換もお願いしました。