旧フィアットアバルト595の車検

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旧フィアットアバルト595を購入してから1年4ヶ月が経ちました。

クルマを購入したのが2021年5月(納車は7月)で、車検は2022年9月まで残ってました。

ということで、旧フィアットアバルト595、初めての車検です。

いつもお世話になっているVWショップへ連絡して、持っていきました。

旧フィアットアバルト595の車検

話は変わりますが、Facebokで旧フィアットチンクエチェントのグループに入ってます。

このグループの方の中には、自分で車検を通したり、車の修理や整備を行っている方がいます。

ちょっとした故障など簡単に治す投稿を読むと、

「すごいなー」

と感心します。

と同時に、

「旧チンクエチェントに乗るには、なんでも一人でできないといけないのかな」

と思う人がいるかもしれません。

いえ、そんな必要は全くありません。

私もプラグ交換やオイル交換程度であればできますが、それ以上のことはできません。

故障すればJAFやショップの人に連絡をして、お店に持っていくか、レッカーで運んでもらいます。

今回の車検も自前で車検を通す人がいますが、私にはそのようなスキルはないので、お店に丸投げです笑。

まあ、何もできないよりは、多少できた方が費用はかからないかもしれませんが。

その代わり、ワックスがけや金属部分の清掃など、車の手入れはこまめにやっています。

例えば、旧車を水洗いをすると、水がたまったところからサビが発生する可能性があります。

なので、基本的には「洗車」は行いません。

日々のちょっとしたホコリは毛バタキでほこりをサッと拭いています。

そして月に1回程度、ちょっと高級な固形ワックスで車を磨いています。

金属部分も錆がひどくならないよう、「メッキング」というメッキ保護剤を使って手入れしています。

車検と同時にお願いしていることがあります。

それは以下のワイヤー類の交換です。

  • アクセルワイヤー
  • クラッチワイヤー
  • チョークワイヤー
  • スターターワイヤー
  • これらのワイヤー類は、走っているときにいずれかのワイヤーが切れたときのために用意していたものです。

    理由は、空冷ビートルで走っているときに、アクセルワイヤーやクラッチワイヤーが切れたことがあり、苦労したためです。

    いずれかのワイヤーが切れると走ることができません。

    旧フィアットアバルト595は、空冷ビートルのブレーキワイヤーとアクセルワイヤーに加え、さらにチョークワイヤーとスターターワイヤーがあります。

    ある程度いい状態で購入したとはいえ、1963年式のクルマのワイヤー類が何年使われたのかわからないまま乗っているのは非常に不安です。

    逆に言えば、ワイヤー類を新品に交換しておけば、エンジンの不調で故障する以外は、大きなアクシデントが発生する可能性は低くなります。

    空冷ビートルもエンジンストールは1回ありましたが、それ以外は比較的好調です。

    ということで、ワイヤーの交換も併せてお願いしました。

    そして整備費用がどのくらいなのかドキドキです笑。

    旧フィアットアバルト595 SSのエンジン

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    旧フィアットアバルト595のエンジンについて紹介します。

    エンジンの外観は写真のとおりです。

    旧フィアットアバルト595のエンジン

    エンジン本体は、ノーマルの旧チンクエチェントでは通常無色ですが、アバルトカラーのひとつである赤に塗装されているのが気に入ってます。

    購入して1年が経ちましたが、エンジントラブルは今のところ一度もありません。

    そういう意味では、良い個体に当たったようです。

    以前も書いたとおり、RR(リアエンジン・リアドライブ)なので、エンジンは後方にコンパクトに積まれています。

    旧チンクエチェントのエンジンは499.5ccです(タイプRは594cc)。

    旧フィアットアバルト595はこれをボアアップして、595cc(厳密には593.707cc)に排気量をアップしています。

    ちなみに、このブログでは「旧フィアットアバルト595」と書いてますが、正式には、

    FIAT ABARTH 595 SS

    と呼ばれるタイプです。

    SSは「エッセエッセ」と呼び、イタリア語で「スーパースポーツ」を意味するようです。

    車体にも、アバルトのエンブレムの下に、SS(esse esse)のエンブレムが燦然と輝いています。

    旧フィアットアバルト595の「エッセエッセ」のエンブレム

    このエッセエッセでは、アバルトがさらにチューンナップを施しているらしいです。

    引用:1963 FIAT ABARTH 595|アバルトの歴史を刻んだモデル

    『FIAT ABARTH 595 SS』は排気量こそ594ccと変わらないが、圧縮比を10.5:1まで高め、キャブレターをより大きなソレックス34PBICに換え、新たに作られたインテーク・マニフォールドを始めとする吸排気系の見直しが行われ、これらのチューニングにより最高主力は32hpを発揮し、最高速度は130km/hをマークするに至った。

    エンジンのスペックは、

    • エンジン形式:空冷2気筒OHV
    • 総排気量:593.707cc
    • 最高出力:27hp/5000rpm

    現代車と比較すると、非力であることは否めないスペックですが、車両重量は約470kgと、1トン超えが普通である現代車よりかなり軽量なことでパワー不足を補っています。

    フィアットアバルトが発売されたのは1963年。

    この車も1963年式なので、初代フィアットアバルトです。

    つまり、現代のアバルト(フィアット)のご先祖様といっても過言ではないでしょう。