引き続き、旧フィアットアバルト595の気に入っているところを紹介します。
3番目は「ワイパー」です。
左右のワイパーが縦方向に固定され、つながっているのがカッコいいです。
ネットでこの車をみつけたとき、このワイパーにも大きな魅力を感じました。
調べたところ、このタイプは「パラレルリンクワイパー」あるいは「レーシングワイパー」と呼ばれるものだそうです。
おそらくレース仕様などの車は、このようなワイパーが多いのではないかと思います。
通常のワイパーは、ブレードが横に寝ている状態です。
そしてワイパーを作動させると、ワイパーが固定されている根元の部分を軸にブレードが円を描くように動くと思います。
ところが、パラレルリンクワイパーは動作させると、ブレード部分はパラレルリンクに固定されていて、縦方向のまま、左右に動きます。
ちょうどいい動画があったのでリンクを貼っておきます。
この動作であることを前提に、最初と2枚目の画像をみてもらうと、運転席(左ハンドル)側の方はしっかりとガラスを拭いてくれますが、助手席側は半分くらいしか拭き取らないことがわかります。
また、ブレード同士を連結させている部品は「パラレルワイパーロッド」と呼ぶらしく、この部分に「FIAT ABARTH」というロゴが書かれています。
購入時、お店の方から「このワイパーは壊れるので動かさないでください」と言われました。
本当に壊れるのかわかりませんし、車検で動かさないといけないのですが。
なお、先ほどの動画の12分25秒くらいで失敗する場面があったり、動作範囲のセッティングで苦労されているようです。一筋縄ではいかないですね。
基本的に雨の日は乗らないので「まあいいか」と思ってたのですが、ある日、スイッチの操作を間違って、ワイパーを一瞬動かしてしまいました。
間違えた理由は、旧フィアットアバルト595のライトやワイパー類のスイッチはすべて同じ形状のトグルスイッチで、ライトをつけようとおもったところ、近くにあったワイパーのスイッチを動かしてしまった、というわけです。
ちなみに今の車は間欠機能や、もっと言うと雨量を検知して自動的にワイパーを動かしてくれますが、旧チンクのワイパーはオンとオフしかありません。
ただ、以前から乗っている空冷ビートルもワイパーはオンとオフしかないので、不便と思うことはありません。
ゆっくり動き始めたのですぐに止めました。
が中途半端な位置で止まってしまったので、もう1回動かして元の位置まで戻しました。
ただ、今の車と比べると異様に動作が遅かったです。
1往復するのに5秒とか、そういったレベルです。
雨が強かったら使い物になりません(笑)。
ウチの旧フィアットアバルト595だけがそうなのか、旧チンクすべてが遅いのか、定かではありません。